足の運びの違和感や肩のこわばりなど、年齢を重ねるとともに身体が硬くなっているのを感じることはありませんか。硬くなった身体は、怪我をしやすくなるほか、美容や健康面にも影響を与えるなど、さまざまなトラブルにつながります。今回は、身体の柔軟性を取り戻す生活習慣についてまとめました。
年齢とともに、身体が硬くなる原因は、大きく二つあります。一つは「筋肉内の水分量の減少」です。筋肉内の水分が減ると、筋肉は乾燥した硬い状態となり、動きにも支障がでます。
もう一つの原因は「運動不足によるもの」です。筋肉が使われる機会が減ると、筋肉の柔軟性が低下し、動きにくくなります。長時間、同じ姿勢で座りっぱなしになった後に、急に立ち上がると筋肉が硬く歩き出しにくいのは、このためです。
筋肉が硬くなって身体の柔軟性が低下すると、血流が悪くなりやすく、それに伴い冷え性、むくみ、肩こり、腰痛などの症状が現れることがあります。また、身体に老廃物が溜まりやすい状態になるため、シミ、シワ、くすみなどの肌トラブルも増えます。
さらに、筋肉や関節の硬さが増してくると、転びやすくなり怪我をしやすくなったり、高血圧や動脈硬化のリスクが高まったり、不調を抱えやすくなります。
硬くなった身体の改善には、柔軟性を高めるストレッチやピラティスなどを取り入れるのがおすすめです。ストレッチやピラティスと聞くと、難しそうと思うかもしれませんが、寝転がってできる手軽な動きも多くあるので、自分のペースで進められます。
今すぐできる! 簡単ストレッチ
<その1>
椅子に座った状態で手を前に伸ばして組み、顔を下に向けながら、手を前へ引っ張ります。次に顔を上に向け、両手を後ろへと広げます。
<その2>
寝転がり、揃えた足を天井に向けてゆっくり上げます。その後、同じスピードで下げていきます。
どちらの動きも、ゆっくりと5回ほど繰り返すことで、足や肩をほぐし、体幹を鍛えることができます。ポイントは「イタ気持ちいい」くらいの強度で、呼吸を止めることなく行うこと。普段は動きが少ない足の付け根や肩甲骨(けんこうこつ)などが伸びて、可動域が広がり、筋力低下の予防、身体の柔軟性アップ、神経機能の正常化などの効果が期待できます。
地方自治体主催の体操教室やインターネット上の動画サービスなどを利用すれば、ストレッチはお金をかけずに続けられる運動です。
マシンを使ったピラティスも人気ですが、初心者の方なら自分の体重を使った運動の方が簡単。若い頃と比べ、身体が硬くなってきた年代ほど、ストレッチは気持ちよく感じるものです。ただし、頑張りすぎには注意し、週に3回を目安に続けてみてください。
ストレッチを習慣にして、いつまでもしなやかで若々しい身体づくりを始めましょう。
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